2:ポート加工の実際

1:ポートの形状 横断面

一般的なセンターリブなしポートの限界はボア径の60%~70%と言われています。センターリブ付ですと95%
位までポート幅を広げるレーシングエンジンも有ります。

形状見本・・・参考用です

説 明

これはボア径70%の幅の

排気ポートを付けた例です。

ノーマルシリンダーでも

もっと良い形状をしています。

ノーマルシリンダーをボアアップすると丁度こんな感じになることが多いです。

排気の流れは中心から放射状に流すと効率よく排出できます。

また排気の戻しも上手くいく形状です。

スタッドボルトとの干渉が無ければこのような形状にすると
限られた弦長(ポート幅)で
最高の効率を引き出すことが出来ます。
よく表面だけ加工している
シリンダーを見ますが、
弦長の割に効率が上がっていないことがわかります。

ボアアップすると加工の痕跡が無くなってしまいます。

 

 

g-2-6.jpg (49869 バイト)この先・クリックすると拡大するよ! これはホンダRS125

です。年式は古く10年くらい

前のものです。

下の写真とほぼ同じものです

見え方が大分違いますね。

g-2-7.jpg (61108 バイト) 多分RS250です。

ポートの横は一直線に

なっています。

 

g-2-9.jpg (25154 バイト) CR80です。通常では

この当たりが耐久性などの問題で改造の限界だと思います。

g-2-10.jpg (41294 バイト) TZ250です。

掃気の方向を見ておきましょう。

   

2:ポートの形状 縦断面

参考図

説明

g-2-11.jpg (73213 バイト) TZ250です。

ポートの広がり具合が急なようにも見えます。

柱が無い為補助ポートが空いています。

g-2-12.jpg (73313 バイト) 多分RS250です。

無難・レーシーで美しいと思います!。

g-2-8.jpg (76026 バイト) これはKX100か80です。

直線的な造りです。